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 活動報告 ACTIVITY
 
2011年 9月活動報告

9月のイベントは、一日だけでしたが、けっこうなハードスケジュールになりました。

9月11日 午前 B級認定テスト
       午後 C級認定セミナー
       臨床家のための運動器研究会様主催セミナー
       「4スタンス理論から考える障害の見方と身体の動かし方」

この日は今月唯一のイベントデーでしたが、「臨床家のための運動器研究会」様より依頼を受けたセミナーと、B級認定テスト及びC級認定セミナーが重なってしまい、スタッフの配置や助っ人を頼むのに悩む事になった日でした。まずは午前中に原宿で行われたB級認定テストから。
今回は受験希望者が26名と多かったため、関東近郊の方は9時から。ご遠方の方は10時スタートとさせていただきました。そして今回試験管を勤めたのは、小杉、中條、北西の3名のS級トレーナーと、助っ人として辻新潟支部長にお越しいただきました。また、今回はテストの手順も少し変更し、9時~10時まで先にお越しいただいた方々の実技テスト。後からお越しいただく方々がそろう10時からは全員で筆記テスト。終わってからは、残りの方々の実技テストを再開といった手順になりました。26名の方々が静かにペンを走らせている風景は、思わず学生時代のテスト期間を思い出してしまいました。実技テストでは、緊張していらっしゃるせいか、おっしゃりたい事はすごく伝わってくるのですが、上手く言葉にできない方がいらっしゃったり、話しているうちにテンションが上がってしまったのかすごく早口になる方がいらっしゃったりしました。
そんな状況で進行してゆき、筆記の採点に時間がかかったりしてお待たせしてしまいましたが、無事終了。今回も沢山のB級トレーナーが誕生いたしました。

 

つづいてC級認定セミナー。こちらは9名の方が参加して下さいました。
北西S級トレーナーをメイン講師としてスタート。レッシュ理論の基本である5ポイント理論の解説。多くの方が4スタンス理論に興味を持たれて参加して下さるので、肩透かしをされたように感じる方もいらっしゃるようですが、これはとても大切な事で4スタンスを操るには必要不可欠な事であるとお伝えすると、納得していただけるようで、より集中してお話を聞いて下さいます。後でお話を聞くと目からウロコと言っていただけます。座学が終わってからは実技としてリポーズトレーニング。いわゆるストレッチではないとお伝えしスタート。これも皆さん真剣に、且つ集中して行って下さいました。
集中すると時間が過ぎるのは早いもので、あっという間に終了の時間。認定証をお渡しして終了となりました。今回はご参加いただいた人数が多く、私共の方がバタバタしてしまい、何とか無事終わらせられたものの、ご参加いただきました皆様にはご迷惑をおかけいたしました事をこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
そして、お忙しい中ご参加いただきました皆様には御礼申し上げます。
今回はB級及びC級トレーナーとなられました方々が非常に多いので、大変申し訳ございませんが、ここでのお名前の発表は控えさせていただきます。お名前はトレーナーズページへ順次掲載させていただきます事をご了承下さい。

 

最後は別の場所で行われたセミナーのご報告。
「臨床家のための運動器研究会」(HPアドレス http://undouki.com/)様主催のセミナーで、「4スタンス理論から考える障害の見方と身体の動かし方」と題し、理学療法士等の医療関係の方々を対象としたセミナーでした。場所は首都大学東京荒川キャンパスの講堂。参加者は300名あまりで、しかもキャンセル待ちの方が多数でるという状況でした。スタッフは廣戸聡一代表以下、鈴木、西沢S級トレーナー、二串九州支部長、田畑A級トレーナーの面々。代表は言うに及ばず、全員セミナーやレッスンの経験豊富な猛者ぞろい。ですが、対象が医療関係者と言う事がありピリピリとした緊張感をまとって会場入り。事前打ち合わせや会場視察等を済ませ、定時の10時にセミナースタート。午前10時から午後4時までの長丁場でしたが、参加者の方々の目が最後までキラキラと輝いていたのが印象的でした。
まず午前中は万人共通の身体特性と軸のお話。その冒頭、廣戸がおもむろに取り出したのは一枚の新聞で、そこにはある有名演歌歌手の歌っている姿が!その歌っている時の仕草に特徴があり、その動きの特徴を解析するとBⅠタイプと思われます。ところが、これまたある有名ものまねタレントの方がその仕草をまねすると、動きは似ているのですがBⅠタイプの特徴がなくなっています。これはおそらくものまねをするタレントさんのタイプが反映されてしまうと思われ、そのものまねタレントさんのタイプは、ものまねしている時の動きを観察するとBⅡタイプと推測されます。そんな話がそれてしまっているように思えるところからスタート。廣戸代表の話は楽しくわかりやすく進んでゆきました。
お昼休みを挟んで、午後はいよいよ本題といえる4スタンス理論の話。
当初の予定では休憩を挟む予定でしたが、廣戸代表がのってきたのと、受講者の皆様の集中力が切れなかったため、一気に4時までいってしまいました。午後の時間も中盤を過ぎた頃、スタッフが一人ずつステージへ呼ばれました。実は午前中のセミナーが始まる前、廣戸代表からスタッフへ恒例?のムチャ振りがあり、セミナー中の受講者の様子を観察し、1人でよいのでそのタイプを観察のみで判定しておくようにと言われていました。その結果を発表する時間になったのです。本当は全員がやる予定でしたが、時間の都合で鈴木、西沢の両S級トレーナーと、二串九州支部長の3人が発表。各トレーナーがお一人氏名てステージへ上がっていただき、なぜそのタイプだと判断したのかを解説しながら発表し、それを廣戸代表が実際にタイプ判定するという、発表するほうにしたら地獄のような(笑) 時間でした。ムチャ振りをされていた各トレーナーは、受講者の観察に終始していたため廣戸代表のセミナーを殆ど聞けないようでした。が、そのかいあって3名とも見事に正解!その知識と能力の高さを証明してくれました。
そんな事がありつつ、時間になったのでセミナーは終了。最後に質問時間では沢山の質問があり、終わってからも質問が絶えないほど大盛況のうちに終わりました。
終わってから受講者の方々数名にお話を伺ったところ、大変おもしろく参考になったとの感想をいただきましたが、興味深いことに相手のタイプを知る事もそうだが、まず自分のタイプを知り、それに従って自分に合った軸の取り方をして患者さんに接する事が重要であるし、是非そうしたいという事が異口同音に聞かれました。さすが現場で活躍する方々のご意見だと感服しました。これらご参加いただいた方々の感想は、4スタンス倶楽部 (http://www.4stance.com/) のニュースに掲載されいますので、そちらをご覧下さい。
今回のセミナーを企画して下さいました、臨床家のための運動器研究会代表の園部様からは「リハビリの業界でもさまざまな分野がありますが、すべての分野に役に立つ内容の講演だったと思います。受講生の目が一日中真剣だったことが分かる、素晴らしい講演でした」とのお言葉をいただきました。
今回のセミナーだけではなく、続けていかれるよう考えて行きたいと思います。最後に、今回の素晴らしい機会を設けて下さいました園部様他、臨床家のための運動器研究会の皆様に、この場をおかりして深く御礼申し上げます。
 
 【午前の様子
B級認定テストから、筆記試験の様子。静まり返った会場には、カリカリと書き込む音だけが響いていました。 B級合格者その1。9時スタートの方々。人数が多かったので、2回に分けさせていただきました。
B級合格者その2。他にも数名いらっしゃったのですが、お仕事の関係で先に帰られてしまた方もいました。 講義をする北西S級トレーナー。なにやらオレンジ色のボールを首に挟んでいますが、なにを説明してるのかわかりますか?
代わって実技のリポーズを担当した中條S級トレーナー(オレンジのTシャツ)。初めて体験する方が多いので、親切にわかりやすく説明しています。 今回も熱い方々が新しくレッシュトレーナーとしての第一歩を踏み出しました。この方々に負けないよう、我々も頑張らなくてはいけません。

【4スタンス理論から考える障害の見方と身体の動かし方」セミナーの様子】
開始前の会場。こんなにも沢山の方々が参加をして下さいました。当日、スタッフはオレンジのTシャツを着用していました。 スタッフの自己紹介が終わり、いよいよスタート。冒頭の新聞を使っての話。新聞にはあの方が!こんな事でもタイプによる特徴があるのです。
噂のムチャ振りタイムから。観察のみでどうタイプを判断したかを説明する西澤S級トレーナー。見事に正解していました。 今回の企画をして下さいました園部氏。本当にありがとうございました。

 

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